【2024年】エアコンの下取りキャンペーンで買替え！大手9社の価格相場を比較

「エアコンの下取りってどこでしてもらえるの？」
「エアコンをお得に買い替えるなら下取りがいいの？」

エアコンの下取りは、お近くの家電量販店で実施しています。家電量販店によって下取りの意味が異なり、下取り時にリサイクル費用を請求されることがあるため注意が必要です。

本記事では、大手9社のエアコン下取りキャンペーンの違いと価格相場を解説します。家電量販店ごとの下取りキャンペーンの違いを知って、エアコンをお得に買い替えましょう。

エアコンの下取りは買替えが必須！

家電量販店のエアコンの下取りは、一般的に買替えが条件です。下取りは、消費者から古いテレビを買い取り、購入代金の一部にあてることを意味するためです。

ところが、家電量販店によっては、本来とは異なる意味で下取りと謳っている場合があります。以下は、家電量販店の下取りの意味です。

種類	意味
買取	古い洗濯機を現金やポイントで買い取ってくれる
有料リサイクル回収＋値引き	有料リサイクル回収に申し込むと購入代金が値引きされる リサイクル回収費用が請求される
引取	無料で古い冷蔵庫を引き取ってくれるだけ 値引き対応はないところがほとんど

「有料リサイクル回収＋値引き」は、値引きを受けられるもののリサイクル費用が別途請求されます。引取の場合は、冷蔵庫を無料で引き取ってもらえますが、購入費用は変わりません。

家電量販店の下取りを使ってエアコンを買い替える場合は、新しいエアコンの実質購入費用をシミュレーションすることが大切です。

エアコンの下取りキャンペーンの有無と価格相場について大手9社を比較

家電量販店大手9社の下取りキャンペーンの有無と価格相場を調査しました。各家電量販店の下取りの意味と対象となるエアコンは、以下のとおりです。

家電量販店	下取りの意味	対象
ヤマダ電機	買取	まだ使える製品のみ
ビックカメラ	リサイクル券購入＋製品購入額から値引き	壊れている製品もOK
コジマ	リサイクル券購入＋製品購入額の値引き	壊れている製品もOK
ジャパネットたかた	リサイクル券購入＋製品購入額の値引き	壊れている製品もOK
ケーズデンキ	下取りなし	–
ジョーシン	下取りなし	–
エディオン	下取りなし	–
ノジマ	下取りなし	–
ヨドバシカメラ	下取りなし	–

各社の下取りキャンペーンの違いを理解し、お得にエアコンを買い替えましょう。

ヤマダ電機｜エアコン下取りキャンペーン・値引きあり

ヤマダ電機は、エアコンの下取りをおこなっています。ヤマダ電機の下取りキャンペーンは、下取り（買取）のみも実施していますが、エアコンだけは買替えが必須条件です。

なお、ヤマダウェブコムでエアコンの買い替えをおこなうと、リサイクル回収扱いとなるためリサイクル料金の支払いが発生します。まだ使えるエアコンから買い替える場合は、エアコンの買取サービスを利用して、古いエアコンを下取りしてもらいましょう。

ビックカメラ｜エアコン下取り値引きあり

ビックカメラは、対象商品を購入すると最大3万円の下取り値引きを受けられます。ただし、古いエアコンの下取りはリサイクル回収なので、リサイクル料金と収集・運搬料金の支払いが発生する点は注意が必要です。

例えば、三菱電機の霧ヶ峰「MSZ-ZW4023S-W」を購入した場合、下記のようになります。

三菱電機の霧ヶ峰「MSZ-ZW4023S-W」を購入した場合	価格（税込）（※）
販売価格	28万3,030円
下取り価格	1万円
購入価格（販売価格-下取り価格）	27万3,030円
古いエアコンのリサイクル料金	990円
古いエアコンの収集・運搬料金	1,650円
支払総額	27万5,670円

リサイクル費用が発生するので、実質値引き額は7,360円ですが、十分大きな額といえます。古いエアコンが壊れてしまった場合は、経済的にリサイクル処分できるのも魅力です。

コジマ｜エアコン下取りキャンペーンあり

コジマでは、エアコンの下取りキャンペーンを実施しており、新製品の購入時にリサイクルを申し込むと最大3万円の値引きを受けられます。ただし、リサイクル回収に該当するため、リサイクル料金と収集・運搬料金の支払いが必要です。下取りを「買取」として実施している他店より実質値引き額が低くなりやすい点は、注意しましょう。

以下は、コジマでエアコンを買い替え時に下取りに出した場合の金額例です。

富士通ゼネラル「AS-V223NBK-W」を購入した場合	価格（税込）（※）
販売価格	10万9,020 円
下取り価格	3,000円
購入価格（販売価格-下取り価格）	10万6,020 円
古いエアコンのリサイクル料金	2,640円
古いエアコンの収集・運搬料金	1,650円
支払総額	11万310円

例のように、下取り価格が3,000円の場合、支払総額が販売価格を超えてしまうことがあります。そのため、購入前に支払総額のシミュレーションが必要です。

ジャパネットたかた｜エアコンの下取り値引きあり

ジャパネットたかたの下取りは、他店と仕組みが異なります。

まず、ジャパネットたかたで値引き対象のエアコンを購入します。このとき、購入代金からすでに下取り分の値引きがされています。その後、購入した商品が届いたときに、古いエアコンを配送業者に渡せば手続き完了です。

ただし、古いエアコンは「リサイクル回収」にあたるため、リサイクル料金と手数料が別途発生するので注意が必要です。

例えば、ダイキンのAJT223ANSの価格は、下記のようになります。

ダイキンのAJT223ANSを購入した場合	価格（税込）（※）
販売価格	11万4,800円
下取り価格	1万7,000円
購入価格（販売価格-下取り価格）	9万7,800円
古いエアコンのリサイクル料金	990円
古いエアコンの収集・運搬料金	1,650円
支払総額	10万440円

リサイクル費用がかかるので、購入価格より支払額が少し高くなりますが、1万4,000円ほど値引きされていることになります。リサイクルなので、壊れているエアコンでも回収してもらえるのが魅力です。

ケーズデンキ｜エアコン下取りキャンペーンなし

ケーズデンキでは、エアコンの下取りキャンペーンをおこなっていません。ケーズデンキでエアコンを処分してもらうためには、リサイクル料金と収集・運搬料金の支払いが必要です。有料の処分となるので、お得にテレビを買い替えたい方には不向きです。古いテレビがまだ使える状態の場合は、下取りキャンペーンを実施している他店かリサイクルショップを活用してみましょう。

ジョーシン｜エアコン下取りキャンペーンなし

ジョーシンでは、エアコンの下取りキャンペーンをおこなっていません。家電リサイクルに基づいたリサイクル回収はおこなっていますが、リサイクル料金と収集・運搬料金の支払いが必要です。お得にエアコンを買い替えたい場合は、他店の下取りキャンペーンをチェックしてみてください。

エディオン｜エアコン下取りキャンペーンなし

エディオンでは、エアコンの下取りキャンペーンをおこなっていません。エアコンの買い替えタイミングで古いエアコンを手放したい場合は、下取りキャンペーンをおこなっている他店の利用がおすすめです。

なお、エディオンではリサイクル回収をおこなっていますが、処分費用を支払わなければならないため出費となります。エディオンでエアコンを購入する場合は、古いエアコンをリサイクルショップに買い取ってもらうのがお得です。

ノジマ｜エアコン下取りキャンペーンなし

ノジマでは、エアコンの下取りキャンペーンをおこなっていません。

ノジマでエアコンを買い替える場合、古いエアコンを処分してもらうにはリサイクル費用が発生します。有料ですが、リサイクル回収はしてもらえるので、処分の負担が減ります。

ヨドバシカメラ｜エアコン下取りキャンペーンなし

ヨドバシカメラでは、エアコンの下取りキャンペーンをおこなっていません。リサイクル回収はおこなっていますが、リサイクル料金と収集・運搬料金の支払いが必要です。

有料処分となるので、エアコンをお得に買い替えたい場合は、他店の下取りキャンペーンをチェックしましょう。

エアコンの下取り前の4つ準備

エアコンを下取りに出す前に、次の4つの準備をしておきましょう。

• 製造年とメーカーを確認する
• エアコンを簡単に掃除する
• エアコンの付属品をまとめる
• リサイクルショップで買取価格を査定してもらう

下取りをスムーズに進めるためにも、参考にしてみてください。

製造年とメーカーを確認する

まずは、エアコンの製造年とメーカーを確認します。下取り金額は製造年とメーカーによって変わるので、正確に把握することが大切です。なお、製造年やメーカーが不明な場合は、下取り不可となってしまうことがあります。

エアコンを簡単に掃除する

製造年とメーカーを確認出来たら、エアコンの外側とフィルターを簡単に掃除しておきます。フィルターは、ホコリを掃除機で吸い取り、軽く水洗いをします。十分に乾かしてから、エアコンに取り付けておきましょう。

エアコンの付属品をまとめる

エアコンのリモコンや取扱説明書など、付属品をまとめておきます。下取りや買取では、付属品の有無で金額が変わります。すべてそろえておくのがベストです。新しいエアコンを購入した際も、付属品は捨てずに取っておきましょう。

リサイクルショップで買取査定してもらう

エアコンを引き取ってもらえる状態になったら、リサイクルショップで買取査定をしてもらいます。事前にリサイクルショップでの買取可否と買取金額がわかると、次の2つのメリットを得られます。

• 家電量販店で下取り不可だった際、すぐにリサイクルショップに買取を依頼できる
• 家電量販店の下取り価格とリサイクルショップの買取金額を比較し、お得な方を選べる

製造年から5年以内のエアコンは、下取りよりも買取の方がお得な場合があります。そのため、事前に金額を比較できると、もっともお得な方法を選択できるのです。

下取りできないときのエアコン処分方法

家電量販店でエアコンを下取りしてもらえなかった際は、次の3つの方法でエアコンを処分する必要があります。

• リサイクルショップに買い取ってもらう
• フリマ・オークションサイトで売る
• 家電リサイクル法に基づいて処分する

お得な処分方法を選択して、エアコンを賢く買い替えましょう。

リサイクルショップに買い取ってもらう

リサイクルショップに買い取ってもらうのが、もっともお得な処分方法です。買取できる場合は、現金を受け取れるうえエアコンを手放せます。

ただし、リサイクルショップによっては、エアコンの取り外し工事費が有料の場合があるので注意が必要です。取り外しも無料でやってくれる店を選ぶようにしましょう。

フリマ・オークションサイトで売る

リサイクルショップで買取不可だったエアコンは、フリマ・オークションサイトで売ることが可能です。壊れていても何らかの目的で購入する人もいるので、出品してみてもよいでしょう。

フリマ・オークションサイトでエアコンを売る際は、次のデメリットがあります。

• 手数料や送料の負担が発生する
• 出品作業や発送手続きに手間がかかる
• 買い手がつくまで時間がかかることがある

出品に大きな手間がかかる一方で、買い手がつくまでに時間がかかるため、いつまでも自宅でエアコンを保管しておかなければならなくなります。そのため、時間のない方にはおすすめできません。

家電リサイクル法に基づいて処分する

リサイクルショップで買取不可だった、あるいはフリマ・オークションサイトで売れなかったエアコンは、家電リサイクル法に基づいて処分する必要があります。

家電リサイクル法に基づいて処分する場合は、リサイクル料金と収集・運搬料金が発生します。合計費用の相場は、3,190円以上です。

エアコン買い替え前に知っておきたい！豆知識

エアコンを買い替える前に次の2つについて知っておくと、適切な買い替えタイミングがわかります。

• エアコンの一般的な寿命
• エアコンが安い時期

今エアコンの買い替えを検討中の方も、一度立ち止まってよく確認してみてください。

エアコンの一般的な寿命

内閣府の消費動向調査によると、エアコンの平均使用年数は13.6年です。ところが、エアコンの部品保有期間は10年となっているため、10年を境に部品交換がしにくくなります。そして、使用年数が長くなればなるほど、下取りや買取が不可になるので注意が必要です。

まだ使えるエアコンをお使いの場合も、使用年数が7～8年あたりで一度下取り金額や買取金額をチェックしてみるとよいでしょう。

エアコンが安い時期

メーカーによって異なりますが、エアコンの発売時期によって安くなる目安がわかります。ただし、メーカーの在庫状況によっても安くなる時期が変わることがある点はご留意ください。

時期	上位モデル	スタンダード～中級モデル
発売時期	10～11月	2～3月
安い時期	8月末以降	12月末～1月

エアコンが安くなる時期を狙って買い替えると、出費を最小限に抑えられます。

まとめ：エアコンの下取り前にリサイクルショップで買取価格を査定しよう

エアコンは家電量販店で下取りしてもらえますが、ほとんどが有料のリサイクル回収となっています。エアコンの場合、取り付け・取り外し工事費用が別途請求されるケースもあるので、発生する費用をすべて確認することが大切です。

エアコンを下取りしてもらえた、あるいはリサイクル回収で値引きを受けられたという場合、エアコンをお得に買い替えられます。しかし、実はリサイクルショップで買い取ってもらった方がお得だったというケースがあります。例えば、エアコンは製造から5年以内の製品は、下取り金額よりも買取金額の方が高くなる傾向があります。製造年によっては、リサイクルショップでの買取を検討した方がよいでしょう。

リサイクルショップでの買取査定は、ほとんどの場合無料です。下取りに出す前に査定を受けておくと金額を比較でき、お得な買い替え方法を選択しやすくなります。

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