「乳児院で暮らす子どもたちに寄付をする方法は?」
「乳児院へ寄付すると喜ばれる物品はなに?」
子どもが使用していたベビー用品をお持ちの方のなかには、乳児院で必要としている子どもに使ってもらいたいと考える方もいるでしょう。小さな子どもたちへ、新しいベビー服や粉ミルクなどを寄付したいと思う方もいるかもしれません。
とはいえ、いざ乳児院へ寄付をしようと思うと、どのような方法があるのか分からず行動に移せない方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、乳児院へ寄付するための具体的な4つの方法や、寄付すると喜ばれる物品などについて詳しく解説します。
乳児院への寄付をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
乳児院へ寄付をする4つの方法
乳児院に寄付をするには、おもに以下の4つの方法があります。
- 乳児院に直接寄付をする
- 各市町村の社会福祉協議会に相談をする
- 支援団体を通じて寄付をする
- ボランティア活動に参加する
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
乳児院に直接寄付をする
支援したい乳児院が決まっている場合は、乳児院に直接連絡を取り、寄付をすることができます。住んでいる地域の乳児院であれば、直接施設まで足を運んで寄付を届けることも可能です。各市町村の公式サイトには、乳児院の連絡先が記載されていることが多いため、確認してみるとよいでしょう。
日本全国にある乳児院のなかから寄付先を選ぶのであれば、全国乳児福祉協議会が公表している全国乳児院リストが参考になります。乳児院リストは、エリアや都道府県から選択して確認できるため、気になる方は検索してみてください。
受付可能な物品は乳児院によって異なり、寄付の内容によっては受付が難しいものもあります。乳児院に直接寄付をする際は、受付可能なものを事前に確認するようにしましょう。
各市町村の社会福祉協議会に相談をする
各地域には、乳児院のほかにも、児童養護施設や母子生活支援施設など、さまざまな福祉施設があります。各地域の社会福祉協議会や乳児施設協議会に相談すると、寄付の内容にあわせて、とくに必要としている施設に届けてもらえることがあります。
各市町村や各都道府県の公式サイトには、社会福祉協議会や乳児施設協議会などの連絡先が記載されている場合が多いです。寄付をしたいけれど、どの福祉施設に届けるのが適しているのか判断がつかない場合は、各地域の社会福祉協議会に相談をしてみるのもよいでしょう。
支援団体を通じて寄付をする
乳児院への支援は、社会福祉協議会のような公的機関だけでなく、支援団体を通じて寄付をすることも可能です。支援団体では、日本国内だけでなく、寄付を必要としている発展途上国の子どもたちにも物品を届けることができます。
日本国内の乳児院では、衣類の寄付は未使用品のみを受け付けている場合が多いです。一方で支援団体では、使用済みの衣類の回収も可能なため、「数回しか着用していないけどきれいな衣類がある」といった場合は利用を検討してみるとよいでしょう。乳児院では受け付けできない物品や、赤ちゃんにはサイズの合わない衣類も受け付け可能です。
支援団体を選ぶ際は「寄付したものの使い道がわかるところ」や「信頼できると感じるところ」を指標にするとよいでしょう。エコトレーディングでは、家庭から出た不用品の一部を国内のリサイクルショップで販売し、売上の一部を国内の児童養護施設の支援金に充てています。そのほか、寄付した物品は、タイやフィリピンなどアジアの国に送られ、それらを必要としている子どもたちの支援に役立てられています。
支援団体は、寄付する物品の種類が幅広い場合や、自身で支援先を決められない場合にも向いています。
ボランティア活動に参加する
乳児院を支援する方法は、物品や金銭的な寄付だけではありません。多くの乳児院ではボランティアを広く受け入れており、積極的に参加することで子どもたちや施設を直接的に支援できます。
活動内容は乳児院により異なりますが、子どもたちの遊び相手や掃除、施設内のメンテナンスなどが多いです。ボランティアを希望する場合は、支援したい乳児院に直接連絡をしましょう。ボランティア活動自体は、事前にオリエンテーションを受けてから、日程やプログラムなどを調整したのちにおこないます。
直接的に乳児院を支援したい方は、ボランティアの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
乳児院に寄付をすると喜ばれるものの具体例
乳児院では寄付を広く募っていますが、必要としているものは施設により異なります。ここからは、一般的に乳児院に寄付をすると喜ばれるものをご紹介します。
寄付金
乳児院では、寄付金を送ると喜ばれることが多いです。乳児院の運営は公費で賄われていますが、子どもたちの豊かな体験や学びのためには十分とは言えないのが現状です。実際には寄付金に頼らざるを得ない状況にある乳児院も多いため「とにかく何か支援をしたい」と思う方は寄付金を送るのもよいでしょう。
寄付金を送る場合は、まず最初に乳児院に連絡を入れて、どのような方法で寄付金を送ればよいのか確認してみてください。一般的には、直接手渡しか口座振替となることが多いです。
また、乳児院への寄付は確定申告の対象となり、寄付金控除を受けられる可能性があります。寄附金控除の対象となるかどうかは乳児院により異なるため、気になる方は寄付を検討している施設の公式サイトで確認してみるとよいでしょう。
寄付物品
物品を寄付する場合は、支援したい乳児院がどのようなものを必要としているのか事前に確認することが大切です。乳児院によっては、都度必要としているものを公式サイトで公開している場合があるので、目を通してみるのもよいでしょう。
一般的には、子どもたちの成長に欠かせない、以下のようなものが喜ばれます。
ベビー用品
乳児院では、ベビーベッドやベビーカーなどを必要としていることがあります。ただし、ベビー用品は十分に数が足りている場合もあるため、事前の確認が必須です。
また、ベビーベッドやチャイルドシートなどは、子どもたちの安全を守るためにも、保証書や取扱説明書がなければ引き取り不可な乳児院もあるため注意が必要です。
ベビー服・衣類・タオルなど
赤ちゃんや乳幼児の服は汚れやすいため、衣類やタオルなどを寄付すると喜ばれることが多いです。ベビー服を寄付する場合は、肌の敏感な赤ちゃんのためにも、綿100%のものを送るよう心がけましょう。
ベビー服や衣類を寄付する場合は、どのような衣類であれば受付可能なのか、事前に乳児院に確認してください。施設によっては、使用済みの場合は受付不可なところもあるため注意しましょう。
また、乳児院で生活するこどもは0〜3歳である場合が多いため、年齢に合うサイズのものを選ぶことも重要です。衣類のサイズは個人により異なりますが、60〜100cmを目安にするとよいでしょう。
おむつ
おむつは日々使用する消耗品なので、寄付をすると助かる乳児院が多いです。とくに赤ちゃん用のおむつは使用頻度も高いため、喜ばれることが多いでしょう。
多くの乳児院では余ったおむつの受付も可能ですが、なかには開封済みのおむつは受付不可なところもあります。自宅で余ったおむつを寄付したい場合は、事前に乳児院に連絡を取り、確認してみてください。
粉ミルク
粉ミルクはおむつ同様消耗品なので、寄付をすると助かる乳児院が多いです。赤ちゃんの毎日の食事として必要なものなので、何を寄付するのか悩む場合は粉ミルクを選ぶのもよいかもしれません。
ただし、粉ミルクは赤ちゃんの体に入れるものなので、消費期限が十分に残っているのか、原材料は安全なものなのかをしっかりと確認しましょう。
おもちゃ
乳児院ではたくさんの子どもたちが暮らしているので、日々の生活に彩りを添えるおもちゃも喜ばれます。とくに、知育玩具は子どもたちの健やかな成長にも役立ちます。
おもちゃを寄付する場合は、乳児院にすでにあるものとかぶらないようにするためにも、「現在乳児院にあるのはどのようなおもちゃか」「どのようなタイプのおもちゃだと嬉しいか」などを確認してみるのもおすすめです。
Amazonの乳児院支援プログラムを活用する
乳児院が必要としているものを寄付したいのであれば、Amazonのプロジェクトである「乳児院支援プログラム」を活用するのもよいでしょう。
乳児院支援プログラムでは、プログラムに参加中の乳児院が、そのときどきで必要とするものを「欲しいものリスト」に入れています。寄付する側が欲しいものリストにある商品を購入すると、支援物資として乳児院に届く仕組みになっているため、物品を買いに行ったり送ったりする手間がかかりません。
乳児院によっては、公式サイトに「乳児院支援プログラムに参加中」と記載している場合があるので、気になる施設があればチェックしてみるとよいでしょう。
乳児院に寄付する際の注意点2つ
乳児院への寄付は、乳児院の運営や子どもたちの成長のためにも欠かせませんが、送る際には注意しなければいけないこともあります。
ここからは、乳児院に寄付する際の注意点を2つご紹介します。
新品・未開封のみ受け取り可能な施設もある
寄付する物品の受付可能な状態は、乳児院により異なります。とくに、紙おむつや衣類などは新品・未開封のものに限る施設もあるため注意しましょう。
また、使用済みのものを受け付けている場合でも、極端に汚れたものは控え、状態のよいもののみを寄付するようにしてください。
地域によっては寄付金を受けつけない場合もある
多くの乳児院では寄付金を募っていますが、なかには寄付は物品のみとしているところもあります。寄付金を受け付けるかどうかは、各都道府県や各市町村によりルールを設定していることがあります。
寄付金での支援をお考えの場合は、一度、乳児院か各都道府県や市町村の公式サイトを確認するか、直接電話で問い合わせることをおすすめします。
寄付する乳児院に迷ったらエコトレーディングがおすすめ
日本全国には多くの乳児院があるため、どの施設に寄付をするか悩む場合もあるでしょう。そんなときには、支援団体であるエコトレーディングを通じて寄付をしてみてはいかがでしょうか。
エコトレーディングでは、国内の子どもたちだけでなく、アジアの子どもたちの支援にも力を入れています。家庭で使わなくなった不用品や、大切に使っていたぬいぐるみ、お人形などを喜んで使ってくれる人がいます。極端に汚れていなければ、使用済みのものでも回収していますので、ぜひご活用ください。
寄付いただいた物品は、タイやフィリピンに輸送して現地で安く販売し、その売上の一部を現地の孤児院に寄付しています。また、日本国内の児童養護施設へも寄付をおこなっているため、世界規模での社会貢献が可能です。
寄付していただく場合は、空き箱や袋に不用品を詰めていただき、元払いで郵送していただくのみで完了します。事前連絡などは必要ありませんので、寄付先に迷われている方、自宅に不要となった衣類やぬいぐるみのある方は、ぜひご利用ください。
まとめ:乳児院に寄付をして子どもたちの健やかな成長を支援しよう!
乳児院に寄付をすることは、施設で暮らす子どもたちの健やかな成長にもつながります。寄付をする方法は複数あるため、自身に取り入れやすい方法を選択するとよいでしょう。
乳児院に寄付をする方法をまとめると、以下の4通りになります。
- 乳児院に直接寄付をする
- 各市町村の社会福祉協議会に相談をする
- 支援団体を通じて寄付をする
- ボランティア活動に参加する
寄付をする乳児院に迷ったときや、乳児院で受け付け不可な物品が自宅に眠っている場合は、エコトレーディングの活用もご検討ください。エコトレーディングでは、自宅で不要となった物品を回収し、リサイクルをおこなっています。これまで大切にしてきたものや不要になったものを、喜んで使ってくれる人へと届けさせていただきます。
ご不明点のあるときは、メールやLINE、電話などでお気軽にお問い合わせください。