長年の思い出が詰まった家の片付け、「何から始めればいいかわからない」とお悩みではありませんか?
生前整理は、これからの人生をより充実させるために欠かせない大切な作業です。
本記事では生前整理で必要不可欠な7つのステップと業者選びのポイントをご紹介します。
生前整理を業者への依頼を検討されている方のために、業者選びの注意点や料金相場もまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
生前整理のやることリスト7
生前整理を始めるにあたり、やることをリスト化しておくと作業がスムーズに進みます。
一度にすべてを行う必要はなく、できるところから少しずつ進めていきましょう。
断捨離で必要なものを見極める
ものを手放すことは、心の整理にもつながる大切な第一歩です。衣類やキッチン用品など、日常的に使用する生活用品から始めましょう。
衣類は3年以上着ていないものを処分の対象とし、食器類は家族の人数に見合った数だけを残すのが目安です。思い出の品は、写真に収めてからデジタル保存することで、形に残しつつスッキリと整理できます。
部屋をいくつかのエリアに分け、「1日1箇所」という具合に時間を区切って行うと、途中で投げ出さず継続できるでしょう。
断捨離を行うことで、不要なものをスッキリ整理できます。
不用品を整理する
断捨離で仕分けた不用品は、適切な方法で処分しましょう。
不用品の整理方法を4つに分類します。
- 売却する
- 寄付する
- 粗大ごみで処分する
- 業者に回収してもらう
ブランド品や電化製品など価値のあるものは買取業者に依頼すれば収入となり、本や衣類は各種団体への寄付が可能です。
粗大ごみは自治体の規則に従って処分します。有害物質を含む電池や蛍光灯は、専門の回収ルートを確認しましょう。
大量の不用品がある場合は、遺品整理の専門業者に一括での回収を依頼するのも効率的な方法です。
電子データの資産を管理する
現代のデジタル社会では、電子データの管理が重要になっています。電子データにどのようなものがあるか確認しましょう。
デジタル資産の種類 | 管理方法とポイント |
---|---|
写真・動画 | ・スマホ・パソコンのデータを整理 ・定期的にバックアップを取る |
アカウント情報 | ・オンラインサービスのログイン情報を一覧化 ・安全な場所に保管/家族と共有 |
クラウドサービス | ・契約内容とログイン情報をまとめる ・家族にアクセス方法を伝える |
SNSアカウント | ・各アカウントの死後の取り扱い方針を決める ・方針を記録し、家族に伝える |
有料サブスク | ・契約中のサービス一覧を作成 ・定期的に見直し、不要なものは解約 |
重要データ | ・外付けHDDにバックアップを取る ・保管場所を家族に伝えておく |
パスワード | ・パスワード管理アプリを使用して一元管理 ・定期的に更新し、セキュリティを保つ |
各種の契約内容やログイン情報などの一覧を作成するとわかりやすいです。
重要なデータは外付けハードディスクにバックアップを取り、保管場所を家族に伝えておくことで、緊急時の混乱を防げるでしょう。
預金口座を整理整頓する
金融資産の把握と整理は、将来の安心につながります。使用していない口座や残高の少ない口座は解約し、管理する口座を最小限に抑えましょう。
給与振込や公共料金の引き落としなど、継続的な取引がある口座以外は思い切って整理します。インターネットバンキングを利用している場合は、ログイン情報や暗証番号を安全な方法で記録し保管しましょう。
取引明細や残高証明書は定期的に印刷して保管し、緊急時に備えて家族にも保管場所を伝えておくことが大切です。
使われていないカード類の整理をする
財布のなかを確認すると、意外と多くのカードが眠っています。クレジットカードは、最も利用頻度の高い2〜3枚を残して整理しましょう。
有効期限の切れたカードや、もう利用しない店舗のポイントカードなどは迷わず処分してください。
年会費のかかるクレジットカードは、特典と利用頻度を照らし合わせて継続するかで判断しましょう。整理したカード類は、一覧表を作成して管理すると便利です。
万が一の時の連絡先を確認する
緊急時に備え、重要な連絡先を整理しておくことは不可欠です。
重要な連絡先には以下のようなものがあります。
- 医療機関(かかりつけ医)
- 保険会社
- 銀行
- 親族・友人
各連絡先を一覧にまとめ、定期的に最新情報へ更新しましょう。一人暮らしの場合は、近所の知人や自治会の連絡先も含めておくと安心です。
連絡先リストはスマートフォンだけでなく、紙面でも保管し、家族や信頼できる人にも共有します。医療や介護に関する希望も書き添えておくと、緊急時により適切な対応が可能です。
大切な資産の譲り方を考える
資産の譲渡は、慎重に検討しましょう。資産は以下のものが挙げられます。
- 預貯金
- 不動産
- 有価証券
- 保険
自身の資産状況を確認し、誰にどの財産を譲りたいのか、具体的に検討しましょう。相続人となる家族と話し合いの機会を設け、自分の意向を伝えることも大切です。
必要に応じて、遺言書の作成や生前贈与の実施も検討します。不動産や株式など、専門的な知識が必要な資産については、税理士や弁護士への相談もおすすめです。
生前整理は業者を活用するとスムーズにできる
生前整理は自分で行うよりも業者を活用した方がスムーズに行えます。
業者の活用でスムーズに生前整理ができる理由は以下のとおりです。
- 時間と労力がかかる
- 業者に依頼すると効率的作業できる
- プロの知識と経験が活かせる
- 大型の不用品もまとめて処分できる
- 買取サービスもある
専門の業者に依頼することで、効率的に進めながら精神的な負担が軽減できます。
生前整理のプロである専門スタッフは、不用品の分別や処分方法に精通しているため、スムーズな整理が可能です。
家具や家電などの大型の不用品も、業者なら運搬用の車両や道具を用意して一括で処分してくれるので手間がかかりません。
高齢者の方や体力に自信のない方は、業者の活用を検討してみるとよいでしょう。
生前整理の業者へ依頼する場合の料金目安
生前整理を依頼する際、業者によって料金体系や対応範囲が大きく異なります。
生前整理業者・不用品買取業者・不用品回収業者の特徴と料金目安を確認し、自分のニーズに合った業者を選びましょう。
いずれの場合も複数の業者から見積りを取ることがおすすめです。
生前整理業者
生前整理を依頼する際の費用は、部屋の大きさや作業の内容によって変わります。一般的な料金の目安は以下のとおりです。
間取り | 費用相場 |
---|---|
1K | 25,000円〜 |
1DK | 35,000円〜 |
1LDK | 45,000円〜 |
2DK | 60,000円〜 |
2LDK | 75,000円〜 |
3DK | 85,000円〜 |
3LDK | 110,000円〜 |
4LDK | 130,000円〜 |
基本料金には、遺品の仕分け・必要書類の整理・思い出の品の選別などが含まれます。
オプションサービスとしてデジタルデータの整理や各種手続きのサポート、特殊清掃なども依頼できますが、追加料金が発生するため注意しましょう。
見積り時には作業範囲と料金内訳を必ず確認し、追加料金が発生する可能性がある場合は事前に確認することをおすすめします。
不用品買取業者
不用品買取業者は家具や家電など、まだ価値のある物品を買い取る業者です。費用の相場を確認しましょう。
不用品 | 費用 |
---|---|
ソファ | 3,000円〜10,000円 |
タンス・本棚 | 1,000円〜5,000円 |
冷蔵庫 | 6,000円〜12,000円 |
洗濯機 | 7,000円〜10,000円 |
テレビ | 4,000円~8,000円 |
不用品を単品で買取する場合、品目によって料金が決まり、大型の家具や家電は比較的高額になる傾向があります。
ただし、買取対象とならない物品の処分費用は別途請求されるため、事前に見積りを取ることが重要です。
買取額と処分費用を総合的に考慮し、最も条件の良い業者を選びましょう。
不用品回収業者
不用品回収サービスでは、トラックのサイズによって回収できる量や料金が決まります。
料金は相場を見てみましょう。
トラックの種類 | 費用 |
---|---|
軽トラック | 8,000円〜15,000円 |
2tトラック | 25,000円〜39,000円 |
基本的に出張費は無料です。買取金額から必要経費を差し引く形で精算されます。
家電リサイクル法の対象品(冷蔵庫・エアコン・テレビ・洗濯機など)は、回収費に加えてリサイクル料金が別途必要です。
見積りの際は、一般廃棄物収集運搬許可証を持っているか確認し、不法投棄などのトラブルを避けることが重要です。
大量の不用品を処分するなら、パック料金などの割引サービスを活用し、費用を抑える工夫をしましょう。
生前整理をやることのメリット3つ
生前整理には、自分自身と家族にとって大きなメリットがあります。3つのメリットについて確認していきましょう。
部屋の片付けは心の掃除にもなる
ものを整理することは、自分の人生を振り返る貴重な機会となります。
一つひとつの品物と向き合うことで、自分がどのような人生を歩んできたのか、何を大切にしてきたのかを改めて考えられるでしょう。
必要なものと不要なものを仕分けする作業は、これからの人生で本当に必要なものは何かを考えるきっかけにもなります。
生前整理は物理的な片付けを通じて心の整理までできる、一石二鳥の取り組みといえるでしょう。
遺された家族の負担を大きく軽減する
突然の不幸があった際、残された家族は強い悲しみのなかでさまざまな手続きや整理に追われます。早めに生前整理をしておくと、負担を大幅な軽減が可能です。
不要なものを整理し、重要書類をまとめておけば、家族の負担を最小限にできるでしょう。銀行口座や保険証書は、保管場所を決めて家族に伝えることが大切です。
思い出の品は自分で選び、価値を記録しておくと家族が迷わず対応できます。生前整理は、家族への最後の思いやりとなるのです。
相続に関する話し合いがスムーズになる
生前整理の過程で、財産や不動産の資料を整理するなかで、相続についての希望を伝えられます。
形見分けで揉めやすいものについては、生前に方針を決めておくことで、将来のトラブルを未然に回避しましょう。
エンディングノートなどに自分の意思を記録しておけば、家族も安心して故人の意思を尊重できます。
生前整理は、充実した終活の一歩となり、家族が前を向いて歩んでいくための大切な準備となるのです。
生前整理をやることのデメリット2つ
生前整理には多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。時間や労力の負担に加え、業者選びにも慎重な判断が必要です。
デメリットを理解し、適切に対応することで、スムーズな生前整理を進めましょう。
整理には多大な時間と体力が必要
生前整理は想像以上に時間と労力のかかる作業です。長年暮らした家には、膨大な量のものが蓄積されており、一つひとつと向き合いながら整理していく必要があります。
重い家具の移動や高所の収納の整理など、体力を使う作業も多いです。
デジタルデータの整理も手間がかかり、パソコンやスマートフォンに保存された写真の選別、各種アカウントやパスワードの管理など、地道な作業が続きます。
不用品の処分には自治体の規則に従う必要があり、粗大ごみの予約や分別作業なども必要です。
体調の良い時期に計画的に進めないと途中で投げ出してしまう可能性もあるため、無理のないペース配分で行いましょう。
信頼できない業者によるトラブルに注意が必要
業者に依頼する際は、信頼性の確認が不可欠です。信頼できる業者を選ばないとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
実際にあったトラブル事例は以下のとおりです。
- 悪質業者による高額請求される
- 想定外の料金が次々と発生する
- 解約費用が高い
追加料金の発生や作業範囲の拡大を理由に予想以上の請求をされる場合があります。
業者選びの際は料金体系の明確さ、実績や口コミの確認など、複数の観点から慎重な判断が必要です。
愛知県・岐阜県では、実績豊富で信頼できる再良市場をおすすめします。
生前整理にも対応しており、無料で見積りが可能です。品目が少ない場合は、メールや電話で概算の料金を確認できるため、安心して相談できます。
まとめ:生前整理による不用品は再良市場にお任せください!
生前整理はやることをリスト化(ポイント7つ)すると、作業がスムーズに進みます。
生前整理には家族の負担軽減・相続の円滑化といったメリットがある一方で、時間と労力がかかるため、業者選びは慎重に判断しましょう。
愛知県・岐阜県で生前整理にお困りの方は、実績豊富な再良市場がおすすめです。
再良市場では、まだ使える家具や家電、貴重品などを適正価格で買い取ることで、処分費用を大幅に抑えることが可能です。
生前整理の専門スタッフが丁寧に対応し、見積りは無料で行っているため、ぜひ気軽に相談してください。